アトピーで養子さん希望の方のエピソードです。

2017/12/19

その方はその年の10月下旬頃ご両親と一緒に来られました。まず、お父さんから連絡があり、倉持さんの噂と評判を聞いていたので内の下の子の世話を頼みます37歳だと、言われました。次女なら嫁に行けるから直ぐに決まるだろうという安請け合いをしてしまいました。
面談の日が来ました。ご両親と一緒に電車に揺られて来たのですが、駅から相談室までの道のりがよく分かったなと感心しました。一通り挨拶がすみ、カウンセリングになったのですが、まず話しをしないのには困りました。代わりにお父さんが答えていました。それから顔がアトピーでよく見られなかったです。駅からここまでよく迷わずに来られましたねと、訊ねたらお母さんがこの子がこっちの方だよと、先頭に立って引っ張ってくれたの来られましたと、答えてくれました。
寡黙の代わりに勘が鋭いのかも知れないと感じ、学歴を聞いたら4年生大学を卒業していると話されました。大人しいそうだが芯のしっかりした物事の分別の付く方なのだと感じました。そしてお姉ちゃんが嫁に行ったので養子さんを探しているとのことを話されました。時間をかけて親しくなれば心を開いて、もっと話しをしてくるだろうと感じましたのでお世話をすることに決めました。
入会の手続きを済ませ、次の約束の予約をして帰りました。これは大変な人を引き受けてしまったなと少し後悔をしました。でも、自分に出来るから来てくれたので、何の迷いもなく、すんなり入会をし、うまくいくのではないかと自分に鼓舞させました。
お相手選びの日が来ました。webの中から身軽な方を探して、何人か選び出しました。早速申し込みをしたのですが、なかなかよい返事がきません。そうこうしているうちに何人かの男性会員のほうから申し込みがありました。身軽で感じのよさそうな人を見つけていましたのでお見合いの返事をしました。この子の人間的な良さは一度会っただけでは理解してもらえないと思いましたので二度お見合いを提案しました。二度お見合いとは一人の人と二回会うということです。一度目は挨拶程度で二度目は深く入った話しをするように余裕を持ったお見合いの方法です。この提案を勧めましたらホッとした顔を浮かべました。一度で決めるのは難しいと思っていたのでしょう。お見合いの当日に先方の男性にも提案しましたら、喜んでホッとした顔をされました。余裕を持たせてのお見合いですので良いところばかりが見えたのでしょう。すんなりと交際に入りました。
それから一ヶ月後くらいにして先方の仲人から連絡がきました。養子は難しいのでお断りをして下さいとのことでした。このことを彼女に伝えましたらお相手に対する条件を変えてきました。親の近くに住めればそれで良いとのことです。お見合いをして条件が厳しいと感じたのでしょう。入会して半年が過ぎたころ親御さんも心配になってきたのでしょう。彼女にまだなのかと催促のような語り口になってきたようです。
そんな頃に男性から申し込みが来ました。近くの男性なのですが、長男で年も8歳上です。お会いするかどうか尋ねましたら、ぜひ会いたいという返事でした。7月中旬頃近くのファミレスで会う約束をしました。彼女をそこまで送って行きながら、立会いをし、二度お見合いの提案を彼にしました。これは気持ち的に楽になりますねと話されました。謙虚な方で細かいことには触れそうもないような男らしい面が見えました。幸いなことに親の面倒は近くに住んでいる妹さん夫婦が見るそうです。だから身軽だということを話されました。彼女も気に入った様子が手に取るように分かりました。自分から進んで質問をしていました。これなら安心だと感じ私は帰りました。その日の夕方に彼女から連絡があり交際したいということでした。先方の男性からも交際したいと連絡がありました。それから交際になりましたが、彼女のほうが積極的な様子がメールの文面で分かりました。本当に彼を好きになったのだとこれで決まりだと確信をした瞬間です。9月下旬頃に成婚料を持参して退会となりました。